2009年3月9日月曜日

娘の大学受験(5)終日杳相同

娘の大学受験:明日が発表だ。娘は半ばあきらめの境地ながら「早く発表しろい!」と叫んでおり、後期試験(実は13日予定)の準備はいい加減である。冷静に考えて、合格はまず難しかろう。しかし合格するなら今年が唯一のチャンスであると父は考えてもいる。去年でも(おそらく)来年でも、娘の実力からいって、合格ラインに到達するのは難しかろう。数学と物理が難しかった(ここ5年では)今年である。おそらく数学・物理で他のお子さん達と点差を離されない唯一のチャンスが今年ではなかったかと思うのだ。なぜか漱石の詩を思い出してしまう。

仰臥 人 唖(おし)の如く
黙然として大空を見る
大空に雲動かず
終日 杳(はる)かにして相い同じ

仰臥人如唖
黙然見大空
大空雲不動
終日杳相同

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