2009年8月12日水曜日

なんという醜態!

難病のパーキンソン病の新薬として、大日本住友製薬(大阪市)が今年3月に発売した「トレリーフ」が、同社が以前から同一成分で販売している抗てんかん薬「エクセグラン」の100倍以上の価格で販売されている。既存の薬が、別の病気への効能が認められ、新しい商品名で認可される例はあるが、医療関係者からは「臨床試験に費用がかかるとはいえ、100倍もの価格差はおかしい」との声が出ている。

 トレリーフは、脳内神経伝達物質の働きを強める作用がある「ゾニサミド」を有効成分とし、薬価は1錠(25ミリ・グラム)1084・9円。成分が同じエクセグラン1錠(100ミリ・グラム)38・5円と比べ、同じ量で比べた価格差は112・7倍だ。

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こんな事を続けてるから中医協(中医協が薬価の主導権をもっているらしい)を解体すると民主党に言われるのだ。私は単なる改革派ではない。日本の医療にとって(といいますか、医療人にとっては・・・これはのちのち、ひいては国民にとっては・・ということになるのであるが)中医協の存在は絶対的であると思っている。保守的に支持するものである。中医協にわけのわからない新自由主義の手が入り込むことだけは絶対に避けなければならないと考えるものである。教育と医療は「市場に任せてはいけない」という立場をもっと医療人は自覚した方がよい。

中医協はもっと自覚的に自らの立場を意識して欲しい。日本の医療の要なんだから・・・。

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