2010年1月23日土曜日

最近の論文について

最近論文をメモすることが減った。大事なことを忘れないように備忘しておくためにこのブログを書いているのだから、これはゆゆしきことだ。なにも論文渉猟を止めたわけではない。以前と同じように眺めて暮らしてはいるのだ。ここのところだと、Nat Genetics一月号の糖尿病の多型論文(著者の数は一体何人なんだ??数え切れない。とにかく尋常ではない数。そして例によって日本の研究者はゼロである)やそのカウンターパートといってはなんだけど同時期に出たのでいきおい比較したくなる日本人とどこの国だったか、ベルギーだったかの論文は目を引いた。あるいは心電図のPR間隔についての遺伝学的研究(多型か?)もどーっと出たね。サイエンスのパンダに続いてネーチャーでもジャイアントパンダのゲノム解析が出た。どれくらいのインパクトがあるのだろう、この仕事。疑問である。年末には植物のアブシジン酸という物質について怒濤のごとくネーチャーに論文が出まくった。全く興味が湧かなかったが。わざわざメモする程の興味を引く仕事に出会わない。とても残念である。とてーも残念だ。

興味ふかい癌関連の研究成果に乏しい季節の様な気がする。冬枯れなんだろうと思う。どこかで華々しい研究がなされているのだろうか?一つには大御所Vogelsteinがおとなしいのが残念である。彼が何を考えて次に何を明らかにしてくれるのか楽しみなんだけど。他にも面白い話があったら教えて欲しいよ。

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