2010年7月24日土曜日

ナルコレプシーとHLA-DR2では358倍の危険率

HLAと疾患感受性をキーワードにgoogleすると真っ先に検索されたのが「西村泰治先生」であった。やっぱりねというか流石です。

この表は何度も目にしたとことがあるが、ここ5年のWGA-studyを共時的に経験した後で、歴史を越えて改めて相関表を眺めるとHLAの相関度の高さには驚かされる。強直性脊椎炎では208倍である。ベーチェットの7.9倍はこの文献でも同じだ。ナルコレプシーの358倍ーこれは白人でも130倍であるーなど、なんと評してよいのか。

「医学のあゆみ」が今頃になって再び「HLAと疾患」(2010年6月号)なる特集を組んでいるその背景には、ここ数年の多型研究で明らかにされた相対危険率の余りの低さがある。温故知新ということね。

病理と臨床1998年(西村泰治)より引用・・・

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