2010年9月29日水曜日

顎下嚢胞の区別

顎下嚢胞のメモである。この際口腔内は軽視し、あくまで顎下あるいは頚部に見られる構造に着目すると・・・・・

顎の部分が腫れる疾患は沢山あります。先天性の正中頚嚢胞や側頚嚢胞、顎下腺や耳下腺などの唾液腺の炎症・腫 瘍性疾患、リンパ節の炎症やリンパ腫、ラヌーラという舌下腺の貯留嚢胞、むし歯から感染を起こす口腔底蜂か織炎、他の部位からのリンパ節転移、アテローム 等の皮膚腫瘍、、等々ちょっと思いつくだけでも様々な物があります。

非歯原性嚢胞
  1. 鼻口蓋管嚢胞
  2. 術後性上顎嚢胞
  3. 単純性骨嚢胞
  4. 動脈瘤性骨嚢胞
  5. 類皮嚢胞:dermoid cyst (附属器付き)
  6. 類表皮嚢胞:epidermoid cyst (附属器なし)
  7. リンパ上皮性嚢胞(側頚嚢胞あるいは鰓嚢胞、鰓原性嚢胞
  8. 甲状舌管嚢胞
頚部特に側頚部に見られるもので柔らかったら側頚嚢胞と言いたいが、これは正式にはリンパ上皮性嚢胞というらしい。

  • 類皮嚢胞:dermoid cyst (附属器付き)類表皮嚢胞:epidermoid cyst (附属器なし)をどう見分けるのか?エコーでわかるのかいな?

0 件のコメント:

コメントを投稿