2011年10月29日土曜日

両下肢の左右対称性浮腫

両下肢の左右対称性浮腫について

あまりにありふれている病態ではあるが、一応鑑別するとしてある参考ページによると・・・・

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☆☆外来患者では心不全>甲状腺機能低下症>アムロジピン服用>長時間歩行>原因不明>クッシング症候群の頻度


☆☆肝・腎・心・内分泌・CCB(カルシウム拮抗剤)・リンパ管・骨盤腫瘍・廃用性・など以外によく(または時に)出会う両下肢の左右対称性浮腫の患者背景は;

  1)脊椎管狭窄症
  2)ロキソニン
  3)糖尿病性末梢神経障害
  4)インクレチン薬(Januvia)(+ACE-I)
  5)インスリン浮腫
  6)アクトス

とのことである(ロキソニンは確かに要注意であろう

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あと全く知らない病態であったのでメモだけしておこう。

☆☆RS3PE (Remitting Seronegative Symmetrical Synovitis with Pitting Edema)は、おそらく自己免疫性の機序を持つ関節炎疾患:
  1. 両側性で対称性の関節炎
  2. 圧痕性浮腫を伴う手背の腫脹
  3. リウマチ因子および抗核抗体陰性 (現在では感度特異度から関節リウマチとの鑑別には抗CCP抗体を測定すべきと考えられる)[2]
  4. 悪性腫瘍では、前立腺癌胃癌大腸癌の合併が比較的多い。

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