- なぜ日本国前首相なのか?
- なぜnatureなのか?
- なぜ鳩山さんなのか?
- なぜnatureは採用したのか?
- 鳩山さんにこのような論考を書かせたのはだれなのか?あるいは真の執筆者はだれなのか?
- その論考の内容は?
次々にいろんな疑問が浮かんだ。普通あり得ない投稿であり、採用だと思ったのだ。そしてその内容は日本語でnature誌のウェッブサイトで読める。コメントに対するnatureの態度が興味を引く。丸ごと引用はさすがにはばかられるので、途中だけ一部。
・・・福島第一原子力発電所の事故から9か月以上が経過したが、そこで起きたことについては、根本的な疑問が答えられないまま残っている。これらの疑問に 対する答えが与えられないかぎり、日本はもちろん、世界の国々も、何がいけなかったのか、今、何をするべきなのか、今後、同様の事故を防ぐためにはどうす ればよいのかを知ることはできない。
Nature 2011年12月15日号313ページの Comment 欄では、こうした懸念がまとめられている。日本国民にとって気がかりなことの1つは、この論文の執筆者である。執筆者の2人は与党の政治家で、そのうち1人は元首相なのだ。彼らのような立場にあっても、答えを入手できないのだろうか?・・・
「首相や元首相にもアクセスできない情報」という書き方が、やむにやまれずnatureへの投稿という道をとらせたという背景を示唆するが、しかしいかにも不自然さを感じてしまう。この元首相の投稿はきっと国内のみならず世界に波紋を投げ掛けるが、さてその顛末やいかにだなあ・・・・当事者の一つである日本学術会議の意見を聞いてみたい。
鳩山の論文の主張は東電の隠蔽体質の部分は理解できるものの、再臨界、核爆発の項の内容はメジャーな科学者が既に否定している内容であり、鳩山らやその取り巻きがトンデモ科学に影響を受けている可能性を強く示唆しています。Bチームの藤田幸久は911陰謀説を標榜している人です(鳩山と川内は普天間でこれまでの政府の努力をぶちこわした人たちで、こういう考えに近そうで怖い)。
返信削除NatureのEditorialはこうした点も踏まえて科学者が適切にコメントした方が良い(Science Advisory Bodyを設ける)という主張をしたんだと理解しています。