2012年4月21日土曜日

Nature, ScienceのIFが6前後だった時代

前回1985年前後の曖昧な記憶でIFのことを書いたが、その後5年おきのIFの変遷を書いた資料を見つけた。
そもそもインパクトファクターは1975年に始まったと記されている。数年間、データを溜め込む時期が必要だっただろうから、実際には下の表にある1980年度くらいから数字が出始めたと行って良いだろう。少なくとも1980年のデータは最も初期のIFとそう相違はないだろう。
  1. Cellは1974年創刊のはずだが、いきなり高いIFを得ており面白いですな。
  2. Nature, Scienceの IFが 6前後だったという「牧歌的」時代があったんだね
  3. 1990年代後半からNature姉妹誌による「侵略」が顕著になり、Cellの高IFが崩れた
  4. Cellも姉妹誌を発行するので、このあおりを受けている雑誌群があるはずである
  5. Scienceが影響を受けそうで受けていないのは、とびきりの老舗ブランドを皆が忘れなかったことと、Scienceにとって「生物学」はたくさんあるフィールドの一つにすぎないということであろう
  6. 「生物学」の老舗の雑誌が影響を受けたということになるのであろうか?















Nature, Cellの姉妹誌に影響を受けた(かもしれない)雑誌群↓。
少なくとも、小生が研究を始めた頃は迫力のある雑誌だったことは間違いがないのである。



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