2012年9月14日金曜日

落語110演目を聴いて・・・

この3ヶ月で落語を110演目ほど聴いた。ほとんどが行き帰りの運転中である。通勤時間で丁度一演目聴けるので、iPodに詰め込んだ落語を毎日のように聴いた。落語の演目がどれくらいあるのか知らないが、よく聴かれる演目の3分の一くらいは聴いたことになるのではないだろうか?

若い頃に聴いたことのある落語も含めて、まさに初心者として楽しんでいる。いわゆる古典が中心である。出来るだけ落語の本、紹介本は読まないようにした。案内本は読まないようにしたが、ただ一冊、

古典落語CDの名盤 (光文社新書) [新書]京須 偕充

が本棚にあったので、これは参考にした。この本に出てくる落語は全部聴いてみたいと思ったのだ。

だいたい、CD屋に行って片っ端から借りてくるので、あれだけ演目があるように思えるCD屋の棚であるが、5〜6回も行くと、だんだん目新しくなくなってくるのである。一回に5枚ずつ借りていた。CD屋も3軒ほどハシゴしているが、段々借りようと思うCDが減ってくる今日このごろである。この中からベスト20を選んでみた。全く順不同であり、番号には軽重がない。こうやって聴いていると、自分の好みがよくわかる。

この20演目の中で、小生の今のベスト3は志ん朝の「百年目」、圓生の「文七元結」と三遊亭金馬「藪入り」である。
私は「人情話」に弱いということがよくわかる。「藪入り」はだね、ガキを持つ親なら、とりあえず聴いてみてよ・・といいたくなる。
「百年目」という話は、これは弟子を持つ親分なら、とりあえす聴いてみてよ・・といいたい。
  1. 桂文朝「三方一両損」
  2. 桂米朝「らくだ」
  3. 桂米朝「算段の平兵衛」
  4. 三遊亭金馬「藪入り」
  5. 三遊亭圓楽「目黒のさんま」
  6. 志の輔「しじみ売り」
  7. 志ん朝「黄金餅」
  8. 志ん朝「お見立て」
  9. 志ん朝「付き馬」
  10. 志ん朝「井戸の茶碗」
  11. 志ん朝「船徳 」
  12. 志ん朝「茶金」
  13. 志ん朝「百年目 」
  14. 志ん朝「明烏 」
  15. 志ん朝『唐茄子屋政談』
  16. 小さん「千早ふる」
  17. 小三治「味噌蔵」
  18. 圓生「文七元結」
  19. 圓生「庖丁」
  20. 圓生「蛙茶番」


ついでにベスト50までだと(実際は48であるが)

  1. 桂三枝「ゴルフ夜明け前」
  2. 桂三枝「生中継・源平」
  3. 桂文枝「愛宕山」
  4. 桂文朝「真田小僧」
  5. 三遊亭金馬「たがや」
  6. 志の輔「へっつい幽霊」
  7. 志の輔「死神」
  8. 志の輔「雛鍔」
  9. 志ん生「火焔太鼓」
  10. 志ん朝「おかめ団子」
  11. 志ん朝「大工調べ」
  12. 志ん朝『御慶』
  13. 志ん朝『崇徳院』
  14. 小さん「ちりとてちん」
  15. 小さん「一目あがり」
  16. 小さん「紙入れ」
  17. 小さん「長者番付」
  18. 小三治「厩火事」
  19. 小三治「粗忽の釘」
  20. 小三治「富久」
  21. 立川談笑「金明竹」
  22. 圓歌「馬大家」
  23. 圓楽「小間物屋政談」
  24. 圓生「夏の医者」
  25. 圓生「掛取万才」
  26. 圓生「鰍沢」
  27. 圓生「佐々木政談」
  28. 圓生「百川」

これだけストックがあれば、しばらくは楽しめるが、まだあと100演目くらいは聴いてみようと思っている今日この頃である。

落語は面白い。

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