2012年12月27日木曜日

口腔内の腫瘍(腫瘍性変化)2題:NEJMのイメージ

NEJMのイメージで二週続けて口腔内の腫瘍(腫瘍性変化)が登場した。先週のものは希であろうから無視しようと思ったが、二週続くとメモしたくなる。今週のものはよく見るものだし。

それぞれなんであろうか
(1)45歳女性 5年で増大してきたという。










 (2)6歳女児 3週間で増大してきたという。














 

(1) 右の切除写真でお分かりのように脂肪腫である。ただ、切開幅が広すぎる、長過ぎるような気がする。皮膚科の先生なら「脂肪腫」とあたりがついているなら、もっと狭い小さな切開線で「もみだす」と思うが、如何?

Images in Clinical Medicine 
Lipoma of the Tongue 
Paolo Boffano, M.D., and Cesare Gallesio, M.D., D.D.S. 
N Engl J Med 2012; 367:e37December 20, 2012

(2) Ranulaである。当ブログには口唇粘液嚢胞のページがあるが、これがなぜか訪問者が多いのである。なぜだろう?

Images in Clinical Medicine 
Ranula 
Angela Hernandez-Martin, M.D., Ph.D., and Antonio Torrelo, M.D., Ph.D. 
N Engl J Med 2012; 367:e38December 27, 2012 

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文房具のように時々耳にする目にする病名がある。
ranula、felon、pterygium等々
それぞれ「がま腫」「瘭疽」「翼状片」であるが、科が違うと全く覚えていないことは多い。それでも個人的には覚えておきたい病名・単語というものがあるのだな。

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