2013年5月11日土曜日

らせん階段:NEJMの最新イメージ

さて最新のNEJMのイメージ画像である。このらせん様の構造はいったいなんであろうか?

  1. 外耳から中耳
  2. 主気管支奇形
  3. 直腸
  4. 食道
  5. 幽門ー十二指腸
  6. ソロモン・R・グッゲンハイム美術館






















小生はこんな病態を知らなかったが、これは食道の機能性病変で「Nutcracker Esophagus」という。あえて日本語に訳すと「くるみ割り食道」ですかな。




Images in Clinical Medicine

Nutcracker Esophagus

Luc Biedermann, M.D., and Oliver Götze, M.D.
N Engl J Med 2013; 368:e25 May 9, 2013

というわけでイメージをいくつかまとめてみた。ひとつ引っかかるのは、なぜに「くるみ割り」 なのかということである。画像イメージは本文中にもあるように「コルクスクリュー」そのものである。いろいろ考えるに、これは「締め付ける機能的な苦しみのイメージ」と見た。マノメトリーでの圧はかなりのもののようだ。痙攣的に締め上げるのであろう。これを称するに「Nutcracker」ということかな。


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