2013年11月10日日曜日

オーディオ更新について(2):ハイレゾ音源機器など

去年の5月頃オーディオを更新したいと思い、いろいろ調べたのだが、現在に至るも更新していない。恥ずかしながら、現代オーディオの進歩の早さについて行っていないのが現実だ。それでも理想の組み合わせが見えてきた。

スピーカー
 B and W 805 Diamond


アンプ
DENON  プリメインアンプ  PMA-S10III



この組み合わせがいいな。今年の夏に一晩を過ごしたある田舎の温泉宿のロビーに置いてあった組み合わせである。温泉も良かったけど、このシステムから出てくる音は本当に素晴らしかったのだ。機器名がわからなかったので、写真を撮らせてもらい帰宅後調べるとこの名前が判明した。問題はアンプがすでに発売を止めてしまっていることだ。値段も立派なものだ。それぞれの販売定価を足し合わせると90万円くらいになる。アンプは2000年に発売されたもので、現在中古価格が10万円強である。25万円のアンプが中古市場で今でも10万円を超える値段で取引されているのが凄い。

スピーカーとアンプで共に中古でよいから合わせて50万円以下で買えるのなら考えてもいい。 それくらいいい音でした。一時間以上ずっと聴いていたがまさに癒やしの音であった。

その後B and Wを追い求めて市内を回るが、私の住む町には805 Diamondはなかなか置いていない。その下のクラスであるPM1というのがあり、これもいい音がでるのであるが、どこの店でも「アンプを選びますよ」と恐ろしいことをいう。




スピーカーB and W PM1だと26万円(ペアで)である。家で聴くのだからこれでも贅沢だというのはよくわかる。B and Wはアンプを選ぶスピーカーというが、問題はアンプを選ぶほどの聴力が小生にはないことである。スピーカーなら「好き」か「嫌い」かわかるのだが、スピーカーに接続したアンプを代えてみても、なかなか違いが見えてこない。それならどれでもよかろうといわれそうだが、でもねえ。

スピーカーを変えると好き嫌いがはっきりするが、アンプを変えてもそこまで違わない。こうなると自宅に持ち帰って視聴したくなるではないか。

手が届く好きなスピーカーとしては3つにしぼった。(20万円から30万円の価格帯である)
  1. B and W PM-1
  2. Tannoy Autograph  Mini (すぐ下の写真では台に載った超小振りのスピーカーである)
  3. FOSTEX GX100 limited


 相談したオーディオ屋さんによるとB and Wとタンノイは正反対の性格だという。そうかなあ。これに適当なプリメインアンプを2〜3種類見繕ってもらい、ぜひ我が家のリビングで視聴させてくれないものかね。タンノイも本当に良い音がでるのだが、アンプを選ぶと恐ろしいことをいう。

これから先は、オーディオ屋さんの視聴室ではわからないと判断した。より劣悪な我が家のリビングでどう聞こえるかであろう。買うからぜひ視聴させろと交渉してみたい。

さて最初にオーディオの進歩の早さについていけていないと書いた。実はこれは今流行のハイレゾ・オーディオシステムのことである。前にも書いたが、我が家のオーディオを更新するに当たっての基本方針

  1. 良い音を再生(ハイレゾ音源も聴いてみたい) 
  2. 無駄を省く(これは器械のダブりを省くということ、また小さな器械ですませたいということ) 
  3. 配線を最小に(パソコンを中心にできるだけWiFiで連絡し、みっともない配線を最小にしたいということ)
流行であるからいろんな機種といろんな方法論があって、これを把握するのは大変なのだ。それにハイレゾ音源を比較試聴することはそう簡単ではないのだ。拙宅にそんなインフラはない。CDを持って視聴室に出かけていっても、パソコン上でリッピングという読み込みをしてもらって、LANや NASといった中継基地に取り込ませてと、時間はかかるし端で見ていてもうっとうしいのだ。ようやく繋がって出てくる音は、期待するほどの音ではないのだ。昔LPからCDに変わったときに感じたほどの劇的な音質の違いを期待しているお父さんがいるとしたら甘いのだ。大甘である。「空気感が違うでしょう」と言われるので、「そう言えばねえ」というくらいである。でも悪くはない。確かに良い雰囲気である。

そんな中、最近ソニーから 「HAP-S1」という面白い機種が出たのでこれを早速査察してみた。



「HAP-S1」というのはHDD付きDACつきアンプとでもいう器械である。この「HAP-S1」を中心にオーディオを組むと、接続はスピーカーと電源コードだけということになる。(オーソドックスなプリメインアンプは基本的には不要である)。

私のアナリーゼ:
  1.  あくまでもシステムの中心は「HAP-S1」アンプであり、PCはあくまで付属であるという構成が良い
  2.  PC上に音楽ファイルを取り込むと、知らないうちに、バックグラウンドでWiFi転送(「HAP-S1」のHDDに保存される)
  3. 通常の操作は、「HAP-S1」前面パネルかタブレット端末(小生のプランではiPadで操作することになる)
  4. ペア20万程度のスピーカーは充分鳴る(試してみた)
  5. プリメインアンプの後付けは可能(DAC機能のみ使うことになる)(アンプが物足りなかった時の仕様)
  6. 配線はインが電源、アウトはスピーカー接続のみ
  7. スッキリしていて、反応が早いし、ハンドリングも容易であるのが最大の利点だろうな。
  8. 対応フォーマット: DSDIFF(DSD/2.8/5.6MHz)、DSF、FLAC、WAV(192kHz 24bitまで)、AIFF、AAC、WMA、MP3、ALAC、ATRAC
  9. 音源を山のように持つソニーがソニー推奨DSDフォーマットを読める機器を出すことで差別化を図るとすれば面白い器械だと某店長は言っていた。
  10. スピーカーとの相性が最大の問題である。推奨付属のスピーカーは痩せた音で購入意欲が湧かないのが残念である。


中途総括

「B and WのPM1とソニーの「HAP-S1」を購入するとすごくスッキリしたシステムが組めそうである」ということ。

スピーカーとの相性は? これはまだ試していない(苦笑)








 

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