2016年2月7日日曜日

ギランバレーを早期に見つけるこつ



  1. 比較的最近(1日から3-4週間以内)始まった脱力。
  2. 脱力は片側よりも両側性であることが多く、左右対称。
  3. 典型なケースでは、脱力は上行性に進行し、「アヒル歩行(鶏歩)」、「階段をのぼれない」、「ベッドや椅子、床などから起き上がるのが困難」などの症状を呈する。
  4. 大腿や腰に生じる痛みなどの疼痛は、GBSの早期徴候で、初発症状となり得る。
  5. 知覚麻痺、刺痛、蟻走感などの知覚異常が早期に起こる。手足や四肢遠位に起こることが多いが、顔や歯肉にも起こることもある。
  6. 深部腱反射の消失または低下は、GBSの顕著な特徴。
  7. 脳脊髄液のタンパク細胞乖離もGBSに特徴的。
  8. ウイルス性またはその他の感染症(上気道炎、のどの痛み、下痢など)の最近の既往は、GBS患者の3分の2に認められる。

知っておくべきギランバレーの8兆候【米国救急医学会】

What Emergency Physicians Should Know About Guillain-Barré Syndrome

早期診断にむけてACEPが紹介
2016年2月4日 (木)  (m3の臨床ニュースより

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