2009年1月30日金曜日

グラマリールのこと

名前は知っていたが、昨日祈るような気持ちでこの薬グラマリールを使用してみた。
攻撃的なIさん。他にいい薬はないのか、よく知らないのだ。再入院のわずかな隙をついて、夕方ユリモランとグラマリールを一錠処方したところ、よく効いた・・・ように見える




製品名(薬の名前)
グラマリール
製薬会社名
アステラス
 
製剤名
塩酸チアプリド
 
分類
ベンザミド系抗精神薬

効果
脳梗塞の後遺症に伴う攻撃的行動、精神興奮、徘徊、せん妄の改善。特発性ジスキネジアおよび、パーキンソニズムに伴うジスキネジアの改善。

使用を控えた方が良い人

 
注意が必要な人
重度の循環器障害のある人、肝機能障害、高齢者、小児、褐色細胞腫の疑いがある人。

副作用
胃 腸出血、悪性症候群、昏睡、痙攣、不整脈、頻脈、血圧の上昇・低下、動悸、パーキンソン症候群、食欲不振、胃痛、嘔吐、吐き気、下痢、眠気、不眠、頭痛、 興奮、めまい、ふらつき、口の渇き、発疹、倦怠感、痺れ、せん妄、GOT・GPTなどの上昇、貧血などが現れることがあります。

処方目的・適応


 [スルピリドの適応症]統合失調症,うつ病・うつ状態/(胃・十二指腸潰瘍)
[塩酸チアプリドの適応症]脳動脈硬化症に伴う攻撃的行為・精神興奮・徘徊(はいかい)・せん妄の改善/特発性ジスキネジアおよびパーキンソニズムに伴うジスキネジア
[ネモナプリドの適応症]統合失調症
[塩酸スルトプリドの適応症]躁(そう)病,統合失調症の興奮・幻覚・妄想状態

解説


 スルピリドは抗精神病薬としてだけでなく,胃・十二指腸潰瘍の薬としても用いられます。塩酸チアプリド,ネモナプリド,塩酸スルトプリドはスルピリドの誘導体です。


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