2009年9月29日火曜日

血小板を輸血

Aplastic Anemiaのつもりが赤白血病なる希な病気であることがわかってしまった例のおばあさん。元気なんだけど、血小板が2万を割りかけている。紫斑が急速に拡大してる。いそいで血小板を輸血した。Rh(-)にはこだわりませんと日赤には連絡したんだが、たいしたものだ、Rh(-)10単位を一日で集めてくださった。本当に感謝申し上げます。

投与量
予測血小板増加数(/μL)=  輸血血小板総数×2/循環血液量(ml)×103×3
     2/3は輸血された血小板が脾臓に捕捉されるための補正係数


体重60kgで循環血液量70ml/kgとして血小板10単位輸血すると血小板はいくら増加するか?
 
                        循環血液量は70×60で4200ml
                       輸血血小板総数は0.2×1011×10で2.0×1011
 
2.0×1011×2/4200×10×3=3.2×10/μLとなる
  
体重40kgの老女が血小板2.3万で紫斑急速拡大。10単位の血小板を入れると
2.3万+4.7万=7万に増加することが期待されるが、実際どうであったか?明日を待ちたい。

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