2009年9月9日水曜日

血小板にも固有の血液型HPA(Human Platelet Antigen

大阪の日赤より・・・本当に参考まで・・だな

http://www.wanonaka.jp/sub20.htm

HPA

赤血球や白血球と同様に、血小板にも固有の血液型HPA(Human Platelet Antigen:ヒト血小板抗原)があり、1959年、オランダ人 Van Loghemファン・ローゲムらがZwa型を発見し、初めてその存在を明らかにしました。
 わが国では1986年(昭和61年)、母児血小板型不適合による新生児血小板減少症からYuka(HPA-4b)抗体が発見されました(母と児の血小板型不適合が原因で、母は児の血小板抗原に対する抗体を産生し、児の血小板を壊すため、血小板は著しく減少し、新生児血小板減少性紫斑病を発症することがあります)。
 その後、前項のHLAで述べました「HLA適合血小板」輸血患者の中に、HLAを適合させた製剤にもかかわらず輸血効果を認めない症例が報告されるよう になり、血小板抗体の存在が浮きぼりにされてきました。このような患者さんにはHLAとHPAの両方を適合させた血小板製剤を輸血することにより、輸血効 果を認めるようになります。
 近年、次々と血小板抗体が発見され、1990年(平成2年)、血小板もHPAという国際的統一名称を頭につけ、発見順に1から番号で表示することに決まりました。2006年(平成18年)現在、HPA-16まで認められています

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