2010年1月15日金曜日

ボグリボースを毎食前に飲むのはなぜ?

糖尿病治療によく使われる飲み薬は 5種類。
  1. 「α-グルコシダーゼ阻害薬」
  2. 「スルホニル尿素薬(スルフォニル尿素薬)」
  3. 「速効型インスリン分泌促進薬」
  4. 「インスリン抵抗性改善薬」
  5. 「ビグアナイド薬」

ボグリボースは、α-グルコシダーゼ阻害薬系の薬です。食後過血糖改善薬、糖質吸収阻害薬、ともいいます。

α-グルコシダーゼ阻害薬の作用は、小腸での糖質の分解と吸収を遅らせる作用により、食後の急激な血糖の上昇を抑える働きがあります。

スルホニル尿素薬にくらべると低血糖を起こしにくいという特徴があります。この薬だけの服用であれば、低血糖を起こさないので薬物治療を始めるときに選択されることが多い薬です。食事前の血糖値はそれほど高くないが、食後にあがりやすいなど、比較的に症状が軽い方に適しています。

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