25才女子が昨日やってきた。おしり(肛門)皮膚におできが出来ているという。早速見せてもらうが、肛門から20mmの所に10mm程度の黒褐色の扁平隆起が出来ている。半年前は1mm程度(彼女の表現)だったのが、だんだん大きくなったので気になってと来院。ぱっと見には「脂漏性角化症」なんだな。いわゆる「セボケラ」である。老人では本当によくみる皮膚腫瘍だ。だけど、小生はこの「脂漏性角化症」が苦手だ。メラノーマだったらどうしようといつも思ってしまう。25才だ。うら若き女子である。半年でぐっと大きくなったというのだ。簡単に生検できないし。で・・・・いつもの皮膚科にお願いした。
ご指摘の通りの「脂漏性角化症」ですので、cryotherapyしておきましたとの返事が今日届く。液体窒素である。視診だけで治療に持っていける潔さが(勿論プロだとはいうものの)素晴らしい。
下に8枚の皮膚腫瘍写真を引用した。いずれも皮膚科関係のHP由来の写真で診断はしっかりしている(はず)というのが前提だ。
うち4枚は「脂漏性角化症」であり、4枚は「悪性黒色腫」である。ネットの写真だけでは不十分だということはよくわかるが。それでもあたりがつくものだろうか。私には無理だが・・・・・・
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