2011年10月2日日曜日

NHKのドクターGで感心したこと

ドクターGというテレビ番組がある。時々観るが余り感心しないことが多い。あまりにマニアックな病態が多いからである。二〜三週間前の最終診断は「腹直筋鞘血腫」。こんな病気は知らなかった。聞いたことも診たこともない。病態としてあり得ることは了解できるが、なかなかそんな病名は思いつかない。だけど解剖学的(つまり触診で)にあるいは超音波で直ぐに病気の存在はあたりががつきそうだとはおもうぞ。この番組できるだけ病歴だけで診断にという趣旨であるから、なんだか実地臨床とはかけ離れているなあと思っていた。

そんな中先週の腰椎骨髄炎と感染性心内膜炎には感心した。この症例は極めて教育的だったと思う。鈴木富雄さん(名古屋大学医学部附属病院総合診療科)は上手だなあ。

どこかで見たことのある先生だと思ったら、ケアネットDVDの

  1. Dr.鈴木の眼底検査完全マスター ケアネットDVD
  2. 亀井道場スーパーライブ 臨床呼吸器ブラッシュアップ
  3. Dr.岩田のFUO不明熱大捜査線
に登場していた。小生は3年ほど前にこの3本(正確に言えば上下あるから5〜6本)愛聴していた。ケアネットDVDの初期の作品は高いお金を出しても聴いておくべきものがあり、総合診療の鈴木富雄さん、呼吸器の伊賀 幹二さん、整形外科の仲田 和正さん、岸本 暢将さんの「作品」は繰り返し拝聴した。中高年医師が改めて他科疾患の現状をおさらいするのにケアネットDVDを初めとするAV環境が整っているのは極めてありがたい。

で他科疾患への知識ブラッシュアップをどうするかということについて考えてみた・・・以下次号。

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