Leonard Herzenberg (1931–2013)が亡くなっていた。(10月27日)
フローサイトメーター・ソーターを使った事のある人は黙祷しなくては。
ボクはずいぶん前にスタンフォード大学のベックマン研究所に行ったとき、マイクロアレイの研究室(パトリック・ブラウン研究室)を見学させてもらった後、同じビルのヘルツェンバーグ研究室を見せてもらった。世の中に出ているフローサイトメーター、レーザー・セルソーターの数世代先を行く(10色以上の分染、分別)プロトタイプをみたが、町工場のようで面白かった。鏡とむき出しのレンズの集合体なのだ。なるほど、ここからセルソーターは生まれてきたのかと感動した。日本からのメール一本で快く見学させてくれたヘルツェンバーグ研究室に感謝したものだ。
同じスタンフォードのIrving Weissman教授等の白血病幹細胞の時代を先駆ける研究は、これらの技術的基盤の上にあったわけだ。
その後所属した研究室では最新のセルソーターを購入し、幹細胞研究をしていたが、あれから5年以上たち、まるで夢の中のような気がする。
昨晩はiPSの山中教授テレビに出ていたが、幹細胞研究に細胞分離は欠かせない。
ヘルツェンバーグ教授の訃報に心からの哀悼を捧げたい。
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿