2015年10月17日土曜日

デ・ジャブ:「クリムゾン・キングの宮殿」


これはキング・クリムゾンの最初のアルバムである。僕にとってはにくいアルバムであった。中学生であった小生が週に一回は訪れていたレコード屋にいきなり現れたのがこのLPだったのだが、タイトルにつけられたタグが

「ビートルズのアビー・ロードを抜いてチャート一位になったキング・クリムゾンのファースト・アルバム・・・」

というものだったからだ。ビートルズの中ではアビー・ロードがとりわけ好きで、同じ頃売りだされたレット・イット・ビーをなんとなく敬遠していた小生だったので、そのアルバムを抜くなんて、というのが正直な反応であった。

で聴いてみたが、一緒にいた4人の友人(というか少年バンド仲間)がいずれも衝撃を受けたのである。これが僕らがビートルズを卒業しプログレッシブ・ロック(と言われていたもの)に転向するきっかけになったアルバムであった。すぐに2枚のLPが発売された。かなり入れ込んだからか、いまでもスキゾ、墓碑銘(epitaph)、トカゲ(lizard) 、目覚め(wake: In the wake of Poseidon)という英単語は彼らのアルバムから覚えたと思っている。これらの言葉を見聞きするとかれらのアルバム・ジャケットを思い出す。





これが「ポセイドンのめざめ」


 

これが「リザード」である 


まあこの2枚はどうでもいいようなアルバムだったけどね・・・











今朝タワーレコードから届いたメールがこれだ。こういうデ・ジャブ(なぜデ・ジャブか・・・、前回の投稿を見てください。NEJMの写真)は大好きである。

でも14, 000円はないだろう。そこまでの価値を見出すヒトがまだいるのだろうか?





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