ライオン仮説で著明な研究者Lyonが昨年末のクリスマスの日に亡くなられたそうだ。御年89歳だったとのこと。
Mary F. Lyon(1925–2014)
Epigeneticsの研究者もGenomic Imprintingの研究者も自らの研究の一番の大元は1950年台に彼女が提唱したX染色体不活化機構ーバー小体の実相によるものであることを忘れることができないはずだ。
X染色体が二本ある女性と一本しかない男性に生物学的優位度に差がない理由。
ヒトの染色体数が確定していなかった時代の染色体生物学である。
ライオンの仮説
(1)メスの体細胞2本のX染色体のうち一方が不活性化している
(2)不活性化は発生のごく初期に起こる
(3)不活性化はランダムである
(4)不活性化したX染色体は、その後細胞分裂を経ても安定して維持される
さあ、合掌しようではないか、皆さん・・・
Cell誌にも追悼記事が載っている。
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