三年前の本日(2007.11.29)、初めてブログの存在というものに気が付いて投稿を開始したときの、最初の話題が奇しくもLgr5であった。
以上が2007.11.29の投稿内容である。
この時期クリバースの講演を拝聴したことが鮮やかに思い出される。小生の腫瘍学の興味は実に狭いことがよくわかるこの3年でもあるな。わらっちゃうくらい偏屈である。興味の対象は3年前と全く変わらない。癌とゲノム変異。幹細胞。反復配列。臨床癌研究。以上のテーマは興味津々。一方ほとんど興味が湧かない領域はmicroRNA、メチレーションを始めとするepigenomic alterationである。前者はターゲットが広すぎて曖昧模糊。後者についてはなんとなく一歩下がって見てしまうのであるが、大きな理由は方法論かもしれない。
なんにでも興味があるというわけにはとてもいかないが、これでもかなり守備範囲は広いほうだと思う。守備範囲は広くしているが、とはいえ、全てに興味があるわけではない。偏屈の由縁である。
今後目の離せない新しいテーマが出てくることを期待して来年を迎えようではないか。
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