雑誌natureの格安購読案内である。
一年購読で66ドルだから本日のレートで7,317円。
現在nature Japanから個人購読すると年間¥55,030なのでほぼ8分の一である。
もちろん日本人がこの格安レートで購入することはできません。nature Japanの硬いガードがあるからです。
僕は大学をやめたとき一番困ったのがnatureが読めなくなることであった。そこでしょうがないので個人購読を始めたのだった。10年以上前のことである。一般社会に放り出されてこの雑誌が読めなくなることが精神衛生上とてもつらかったからのである。
もちろん購読料が安かったから頼めたのである。その頃はnatureから手紙が来ていた。特別料金で買いませんか?という案内である。そこで最初の数年は米国から購入した。
できていたのである直接購入が!
その頃も日本代理店があったはずなのだが、規制がすこし緩かったのだろう。なおかつ初心者格安モードで購読していたので最初の3年くらいは年間50ドル程度で購読していた。本屋さんに行くとnatureの最新号が一冊数千円の値段で売られていたので、二〜三冊分で一年料金が払えていたのだからオトクであった。
そのうち初心者購読モードでは購読できなくなったが、それでも国内料金よりは遥かに安く購入できていた。僕はこのブログで最新号のnatureの記事を数限りなく宣伝したし、一度もクレームを付けられたことがないので勝手にこれはwin-winの関係だと解釈していた。
6年ほどたった頃もう購読はいいかなと思い、一年購読をストップしたがこれがまずかった。これで恩恵から外れてしまったようで、それ以降二度と格安購読案内はこない。その後再度1〜2年nature Japanから購読したことがあるが、余りの高額に音を上げて今は購読を止めている。
日本での個人購読はあまりに高すぎる。はじめからビジネスモデルに組みこまれていない。本当は個人購読こそ安価に守られるべきなのだ。
これからは個人購読の時代なのに!と思う。
なぜか・・・・・・・
今ネットでnatureを開くと、もしあなたのブラウザがChromeであるなら、Google翻訳が自動的に(あるいはワンクリックで)最新記事を翻訳してくれる。翻訳の質は数年前に比べるとかなり良くなっており、なにを書いてあるかは日本語スキャニングが可能。少なくともブラウジングが更に一歩踏み込めるのである。これは便利である。
小生、昔と違って英語を読むことに随分ストレスを感じる今日このごろである。そんななか本文はもちろんfigure captionなども丁寧に日本語化されているので、これはもう買いでしょう。
ご存じない方に最新号のサイエンスの記事から・・・
Science 8月10日号の記事である。面白い記事だが、さらに愉快なのは一番下の「翻訳」である。
ほとんどリアルタイムで訳される。便利な時代になったものだね。
注1)なぜサイエンスなのか?natureやめたのでWEB上でnatureの本文が読めないの!
注2)サイエンスはなぜ読めるのか? 購読しているからです。Scienceの発行元であるアメリカ科学振興協会(AAAS)に寄付の形でお金を払い続けています。年間数千円ですが安いものだ、これくらいは。
REPORT
Single-cell transcriptomes from human kidneys reveal the cellular identity of renal tumors
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