5月に入り、ChatGPTの話題が少し落ち着いてきている。相変わらず書店の書棚は変化が少ない。(ネット上の話題はますます盛んであるが、一般人が実際に使える環境の変化があまりないのが現状)
下は4月23日のものだが「AI」という言葉のタイトルを持つ既刊書に「ChatGPT」の帯を付けただけの俄仕立ての本はいくつかあるが、 「ChatGPT」本は一冊だけだ。
下は5月5日の別の中堅書店の書棚だが「ChatGPT」の文字が目立つ月刊誌はまだない。
オンラインの書店で調べると、 kindle本は数多く出ているが、紙の本だと・・・
この程度である。
月刊誌では5月24日発行の「月刊PC21」が特集を組むようだ。
さて「ネット上の話題はますます盛んであるが、一般人が実際に使える環境の変化があまりないのが現状」と書いたが、実際には小生行き詰まりかけている。
まず一回に処理できる文字数の限界に耐えられない。少なすぎるのである。私あまりトリッキーな技を持たないので、APIというものを使った二次ソフトやpromptを工夫することによる技術になじまない。
ChatGPTそのものに数万文字をほおり込みたいのである。今の環境だと日本語では数千文字が限界である。よくYoutube上には「小説を作らせる」とか「論文の要約を作らせる」とか出ているが、400字原稿用紙で100枚レベルのものを処理させたいのに、今のプロトタイプでは受け付けない。処理が止まるのである。
ここを迂回するためのテクニックを探すと、とりあえずの解決法が出てくるのだが、実にまどろっこしい。一挙に受け付けてこその ChatGPTでしょう。
2月ころにあるYoutuberが「英検一級の問題を解かせる」という動画を上げていたが、これだけの量のテキストを一挙にアップロードすることはできそうにないことに気がついたとき、小生はこの動画の真偽そのものに疑問を抱いた次第。その目で見ると、消化のよくない投稿もまた多いのだこの世界。
とはいえ、既存テキスト量の多い領域(たとえばキリスト教)について英語で問いかけた場合のやりとりは素晴らしいのである。この連休ももっぱら「キリスト教」で楽しんだ。不埒だと思わないほしい、私はキリスト教とは無縁であるが、とても興味がある人間なのだ。
たとえばこんな問である。
(1)パウロがいなかった場合のキリスト教がどうなっていたと考えられるか、過去の議論を教えて
(2)西ローマ帝国が滅亡するとき、ローマ教皇庁は焦ったと思うけど、自らの存続に対してどのような手立てを打ったのか教えて?
(3)ユダヤ教徒は「新約聖書」や「イエス・キリスト」をどう捉えているのか?
(4)キリスト教徒でかつ無神論者であることについて、どう説明されるのか?
(5)モーゼの出エジプトについて、エジプト側の文献・記録にはどのようなものがありますか?
などなど、本当にいろんなことを教えてくれる。(英語の問だと、解答はより詳しく体系的です)