抗血栓療法下の外科的処置のポイント
(1)医師(循環器・脳血管内科)が「抗血栓薬を休薬すべきでない」と考える症例を把握
(2)心房細動患者の脳梗塞リスク評価に用いるCHADs2スコアを参考
(1)については・・・
(a)機械人工弁置換患者
(b)心房細動で弁膜症、糖尿病、高血圧の合併症のある患者
(c)心原性脳塞栓症
(d)冠動脈ステント留置直後
(e)抗リン脂質抗体症候群
(f)深部静脈血栓症・肺塞栓
――の既往がある患者には「必ず主治医の相談が必要」
(2)CHADs2の危険因子の点数(0-6点)が高いほど、脳梗塞リスクが高まること
“s2”は脳梗塞(Stroke)、一過性脳虚血発作の既往があれば即2点がつくこと、
2点以上は抗凝固療法の適応となること、などを押さえておくべきと指摘した。
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