久しぶりに祭日の外科当番日の日直をやることになった。
朝8時半のスタート最初の患者殿が術後腸閉塞であり、最後の患者が右肺炎であった。いずれも入院であり小生が主治医である。あと一人膝の関節炎をこじらせたお爺さんを入院させたから入院が3人も増えてしまった。
病棟看護婦がぶいぶい口をとがらすが、お菓子やコーヒーの差し入れをしてやったら、ニコニコしている。基本単純で悪い連中ではない。
最近はボクは夜間当直を返上しているので、久方ぶりの救急外来であるが、まあいろんな患者がくること。
(1)急性耳下腺炎の学校の先生は「生徒に伝染りませんかね」と人が良い。それより貴君が睾丸炎にならないように心配しなさい。
(2)尿管結石ではなさそうな尿道出血の39歳男子。排尿の最後でポタポタと出血するようだ。自分がそうならとても怖いよね。 この方IBDでサラゾピリン系が長くいっているとのこと。クローン病なら瘻孔とか心配するがUCだからな。止血剤を出して明日の泌尿器へ。
(3)44歳の女性の気胸。しかも右だ。「あなたそれ子宮内膜症かもしれないね」というと「なぜそんなことを知っているんですか?」と返事があった。実は気胸は再発のようであり自分の気胸が内膜症であるかもと強く疑っていたのだとか。わざわざ多摩気胸センターに行ったことまであるらしい。やはり女性の気胸の影には内膜症があるんだろうね。
そんな、こんなで朝から夕方まであっと言う間だった。めちゃくちゃ忙しかったが、なぜか充実していた。
たまに日直をするのも悪くない。
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