認知症とせん妄
2008年10月18日土曜日
せん妄の治療薬物
せん妄の治療薬物の選択に参考になるような科学的データはほとんどない。少量のハロペリドールの投与(わずか0.25mg経口,静注,または筋注)またはチオリダジン(5mg経口)がせん妄の患者の治療に有用である。比較的多量の投与(ハロペリドール2〜5mg,チオリダジン10〜20mg)がときに必要で ある。ハロペリドールに代わってリスぺリドンのような最新の薬物が経口療法で用いられるようになった。これは静注,筋注はできない。短期間ないし中期間作 用するベンゾジアゼピン(例,アルプラゾラム,トリアゾラム)は,しばらくの間精神興奮を制御することができる;ベンゾジアゼピンは錯乱を悪化させることがあるが,必要であれば,最少有効量を投与する。回復の評価ができるように全ての精神興奮薬はできる限り減量し,可能な限り早く投与を中止する。
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