若い頃に聴いたことのある落語も含めて、まさに初心者として楽しんでいる。いわゆる古典が中心である。出来るだけ落語の本、紹介本は読まないようにした。案内本は読まないようにしたが、ただ一冊、
古典落語CDの名盤 (光文社新書) [新書]京須 偕充
が本棚にあったので、これは参考にした。この本に出てくる落語は全部聴いてみたいと思ったのだ。
だいたい、CD屋に行って片っ端から借りてくるので、あれだけ演目があるように思えるCD屋の棚であるが、5〜6回も行くと、だんだん目新しくなくなってくるのである。一回に5枚ずつ借りていた。CD屋も3軒ほどハシゴしているが、段々借りようと思うCDが減ってくる今日このごろである。この中からベスト20を選んでみた。全く順不同であり、番号には軽重がない。こうやって聴いていると、自分の好みがよくわかる。
この20演目の中で、小生の今のベスト3は志ん朝の「百年目」、圓生の「文七元結」と三遊亭金馬「藪入り」である。
私は「人情話」に弱いということがよくわかる。「藪入り」はだね、ガキを持つ親なら、とりあえず聴いてみてよ・・といいたくなる。
「百年目」という話は、これは弟子を持つ親分なら、とりあえす聴いてみてよ・・といいたい。
- 桂文朝「三方一両損」
- 桂米朝「らくだ」
- 桂米朝「算段の平兵衛」
- 三遊亭金馬「藪入り」
- 三遊亭圓楽「目黒のさんま」
- 志の輔「しじみ売り」
- 志ん朝「黄金餅」
- 志ん朝「お見立て」
- 志ん朝「付き馬」
- 志ん朝「井戸の茶碗」
- 志ん朝「船徳 」
- 志ん朝「茶金」
- 志ん朝「百年目 」
- 志ん朝「明烏 」
- 志ん朝『唐茄子屋政談』
- 小さん「千早ふる」
- 小三治「味噌蔵」
- 圓生「文七元結」
- 圓生「庖丁」
- 圓生「蛙茶番」
ついでにベスト50までだと(実際は48であるが)
- 桂三枝「ゴルフ夜明け前」
- 桂三枝「生中継・源平」
- 桂文枝「愛宕山」
- 桂文朝「真田小僧」
- 三遊亭金馬「たがや」
- 志の輔「へっつい幽霊」
- 志の輔「死神」
- 志の輔「雛鍔」
- 志ん生「火焔太鼓」
- 志ん朝「おかめ団子」
- 志ん朝「大工調べ」
- 志ん朝『御慶』
- 志ん朝『崇徳院』
- 小さん「ちりとてちん」
- 小さん「一目あがり」
- 小さん「紙入れ」
- 小さん「長者番付」
- 小三治「厩火事」
- 小三治「粗忽の釘」
- 小三治「富久」
- 立川談笑「金明竹」
- 圓歌「馬大家」
- 圓楽「小間物屋政談」
- 圓生「夏の医者」
- 圓生「掛取万才」
- 圓生「鰍沢」
- 圓生「佐々木政談」
- 圓生「百川」
これだけストックがあれば、しばらくは楽しめるが、まだあと100演目くらいは聴いてみようと思っている今日この頃である。
落語は面白い。
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