八年前にこんなブログを書いたことがある。
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2011年7月2日土曜日
ナノポア・シークエンス技術の現状
今ある第二世代や第三世代のシークエンサーの次に来る技術としてDNAを直接読む技術の開発が盛んだ。実際に一本のDNAをどう読んでいくのだろう?
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シークエンスは現場でやる時代だよ!
という一言であった。すこし衝撃的であった。
昨日までケニヤに行っていて、手持ちのポータブル・シーケンサーで配列を決めてきました。と彼は言うのであった。
実際こんなページを先程発見した。(出所:守屋さん(岡山大学異分野融合先端研究コア・准教授)
30万円程度で海外から購入するのだそうだ。ちょうど一年前の記事なのでいまならTAKARAから購入可能かもしれない。(今調べたけど、タカラはナノポアを使ったシークエンス委託事業はやっているけど、ものは売っていないようですね。つまらないね、この企業)
素人でも手に入るよね、これ。こんな時代になったのが嬉しいです。ナノポアの技術では原理的にケミストリーが介在しないはずなので、DNAさえ調整できれば、いくらでも読めるはずです。やってみたいですね、これ。
8年前の試算ではナノポアを1000台並列で走らせれば人のゲノムを30xで読むのに25時間ですむはずである。精度やアセンブルが問題だろうけど、3億円用意すれば個人がこの環境を手に入れることができることが素晴らしい。100xでも3日でしょう。すごいなあ。
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