2020年4月21日
国立衛生研究所のパネルがCOVID-19患者の治療に関する新しいガイドラインを発表しました。以下はそのハイライト
- このパネルは、臨床試験以外での感染曝露前後の予防のための薬剤を推奨しない
- また、安全かつ効果的であることが証明されていないため、特定の抗ウイルス剤や免疫調節剤の推奨はしない。パネルでは、調査中の特定の治療法の使用の根拠、およびこれらの治療法に関する研究の要約を提供する。
- また、臨床試験以外でのヒドロキシクロロキンとアジスロマイシンの使用については、毒性のリスクがあるため、ロピナビル/リトナビルや他のHIVプロテアーゼ阻害薬については、臨床試験の結果が陰性で薬力学的に好ましくないため、使用を控えるよう勧告する。また、インターフェロンやヤヌスキナーゼ阻害剤についても推奨する。
- 同グループは、急性呼吸促迫症候群(ARDS)を発症していないCOVID-19を有する人工呼吸器管理下成人患者に対して、静注コルチコステロイドの使用を推奨する。
- 難治性ショック患者では、コルチコステロイドを使用しないよりも低用量のコルチコステロイドを使用することを推奨する。
追加の推奨事項を含むガイドラインの全文は、以下の最初のリンクから入手可能です。
日本語訳をと考えているが、ワードで60ページを超える文章量であり、レムデシベルを始めとする薬物療法に限って現在準備中である。現在治験が進行中の薬剤に関しては、当然ながら極めて冷静な評価である。むしろ推奨されない薬剤、治療を知るために読むべきガイドラインかもしれない。
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