2010年6月23日水曜日

マッキントッシュの復建と黄昏のはじまり・・・(1)

最近アップルが勢いが良い。iPodに始まり、iPhone、 iPadと続く一連の製品を見て良かったなあと思うのだ。なにしろ小生はエヴァンジェリストを自負していたからな。初めてマックに触れてから20年たつが、最初の7年で研究用に購入したり、人に強力に買わせたりしたマックは20台くらいはあろうかと思う。それくらい惚れ込んでいたわけだが、実は個人用には持っていなかった。当時はネットもなかったし、家でマックをやるといってもゲームくらいだろうし、出張や会議にマックを持って行くのもうっとうしい、プレゼンはまだまだ「スライド」だったし。個人購入しなかった一番大きな理由は「高価」だったことだ。IIciは100万円を越えていた。レーザーライターは80万から90万した。個人購入したくても、子供が生まれたばかりの貧乏医師にはとてもマックは買えなかったのだ。個人では買わなかったけど、個人で買える財力のある後輩や先輩には強力にマックを薦めた。そそて連中は車を買うよりは安いだろうと、次々とマックを買っていく。エバンジェリストの一つのあり方であろう(ホントカ?)

90年後半のアップルの凋落を見てきただけに、あの当時マックを買うのは、人に買わせるのは「人助けならぬ、アップルをつぶさないため」だったのだ、小生にとって。「つぶれるなよ」と祈っておった。最初マックファンだったのに今は離れていった人間も多く見たが、まあよい。私は未だにマッキントシュ以外のコンピュータで仕事をする気がしない。それだけに、いまマックが勢いがいいのは嬉しい。ジョブズが元気なのも今年くらいまでだろう。それまでに少なくとも財政的に問題のない会社になっておけば充分。シェアが問題。ウイルスが流行らない程度の規模でいて欲しいというのが本音。実際この20年、アンチウイルスソフトを使わずに済んでいたのがマックの魅力の象徴でもあったわけだ。象徴とわざわざ書いたのは「少数派の誇り」とでもうような端から見ればどうでもよさげな「自負心」のこと。現実的にアンチウイルスソフトを使わない世界がどれくらい精神的に健全だったか「窓族」にはわからんだろうな。

シェアが増えるとろくでもないことになる。iPod、iPhoneは本質的に危険ではない。iPadが心配である。ウイルス被爆の対象になるのであろうな・・・・いやだな。

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