2011年5月1日日曜日

ハンプトン・ホーズの「ソノーラ」のこと

古い曲で所在が不明だった曲がネットのおかげで数十年も経ってわかった経験をかつて書いた。例えば40年くらい前の「NHKのフランス語講座のテーマ曲」が三保敬太郎さんの作曲で実はこの人が同時に11PMのテーマ曲作曲家であることも知った。またYoutubeで今でもこの曲を聴くことができるのは大変感動的であった。http://www.youtube.com/watch?v=VWQAkTFtRJY

今日再び同様の経験をしたので書いておこう。これも小生がネットが使えるようになって以来(つまり1995年以来ということだ)何度も何度もググるのだが反応が無かった曲である。ハンプトン・ホーズのスパニッシュ・ステップスというアルバムである。もっと言えばそのアルバムに入っている「ソノーラ」という曲をもう一度手に入れたかったのだ。これだけわかっているのにネット上にまったく情報が現れない。いろんなネット上のCD屋(アマゾンやタワーレコード)を数年に一回くらいは思い出してはサーフィンするのだが情報が得られない。


この曲は小生の叔父が生前唯一小生に推薦してくれたジャズピアノであった。叔父のことはかつて書いたが、小生のことなどはてんで子供扱いであり、真正面に趣味を語ることなどほとんど無かったのだが、あるとき酒に酔ったか余程機嫌がよかったのだろう、小生に「ハンプトン・ホーズのスパニッシュ・ステップスを買いなさい。ソノーラという曲を聴きなさい。ソノーラは2曲あるので間違わずにスパニッシュ・ステップスの方を選ぶこと」と告げたのだ。小生は有頂天になって直ぐに買いに行った。これが良いの。まさに預言者なのではないかあの人は。そして生涯この曲は聴き続けるだろうと思っていたが、度重なる引っ越しでうかつにもLPを失ってしまったのだった。それ以来捜すのだけど時既に遅しだ。

それを今日見つけたのだった。アマゾンにあった。昨年国外でCD復刻されていた。いずれにせよインポートである。結局小生はアメリカから中古CDを購入することにしたのだった。3週間くらいかかるようだが、実に楽しみである。

ネットはどんどん情報豊かになる。普段はあまり思わないが、こんなことが続くと本当にそう思う。だって2〜3年前は全く情報がなかった「ハンプトンホーズ・ソノーラ」であるが今では200件くらいは引っかかってくるようになった。2011年でこうなのである。ネットが使えるようになって16年くらい経つが、今も進化しているんだなあ。感謝・感謝である。

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