2011年5月14日土曜日

回腸(ストーマ)脱の治療:「お砂糖」をふりかける

時にストーマが脱出する患者がいる。状態が悪い方が多くて、処置に困ることが多い。

今週号のNEJMのイメージではオランダから浸透圧を利用した簡易治療の方法が紹介されている。真ん中の写真ではお皿の上に脱出回腸を載せその上のスティックシュガーがなんとも異様ではあるが、説明によるとわずか2分で腫れが引き自然に還納され、その後6ヶ月再発していないという。これまでも直腸脱や動物の尿道脱で用いられているとの報告があるのだそうだ。


Images in Clinical Medicine
Sugar to Reduce a Prolapsed Ileostomy

Alexandra R.M.L. Brandt, M.D., and Olaf Schouten, M.D., Ph.D.
N Engl J Med 2011; 364:1855  May 12, 2011

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