オーディオといえば朝夕の通勤で前にも増して愉しんでいる。そんな小生に悪魔の声を囁く知人がいる。
「ヘッドフォンを買いなさい」
スピーカー(B&W805)を買ったばかりだよ。そんな贅沢な・・・・
じゃイヤフォンなら安いし
「最近のは素晴らしいからだまされたと思って 」
といわれて駅の近くのヨドバシカメラに行ってみた。 車からiPod classicをはずして音源ソースとして持参。ところがイヤフォン何百と種類があるみたいで呆然とする。取り付くしまがない。これは困ったと思ったら、そこにいたおじさん(お客さんである)がしゃべりかけてくる。「こんな処にくるならせめて自分のヘッドフォンを持ってこないと・・・」
あのそのヘッドフォン・イヤフォンが欲しくてきたんですけど。「そうなのか。ならあなたのiPodをこのポータブル・アンプにつないで店員に好みの音楽を言って3本くらいイヤホンを視聴してみたらどうです」というはなから、店員に指示してあっという間に状況を設定してくれた。
クラシックを主にきくこと。ピアノが好きだ。価格は3万前後(ここだけは知人に注意された。折角だから3万以上のものにしなさい。10万なんてのもあるけどね。)音源はiPodだからMP3かせいぜいapple losslessです。ハイレゾはこのiPodには数曲しか入っていないので無視して良い。 そんなこんなで3本紹介された。
1)shureのse425
2)JVCのHA-FX850
3)台湾のDUNU-2000
iPodの間を介在するアンプ(ポータブルアンプ)という。あってもなくてもいいのだけど、せっかくだから繋ぎなさいと言われたアンプは
これであったが、これは結構いいアンプだったみたい。 この写真の左側のコネクタにiPodをつなぐのだ。
でこのあと1時間ああでもない、こうでもないと3本のイヤフォンを取っ替えひっかえいろんな音曲を試した。これが愉しいのである。なるほどいい音がするのだ。
ちなみにアンプを介さずiPodに直接イヤフォンさしてもよい(これを業界用語で「じか差し」というらしい)。実はじかざしでもちょっと驚きの音質なのだ。欲しくなった。15分でshureのse425は自分の好みではないことがわかった。さて残りはビクターのHA-FX850と台湾のDUNU-2000である。おじさんはアンプがビクターだしイヤホンもビクターが相性がよいかもね(上の写真でアンプに挿してあるのが実はこのHA-FX850である)という。確かに音は良いし、なにしろ老舗で安心だ。でもこの台湾の氏素性のはっきりしないイヤホンが気になってしょうがない。このDUNU-2000、イヤホンとは思えない深みのある音を出すんだ、これが。実は店員が惚れ込んだイヤホンなので小生に勧めてみたらしい。台湾だぞ、きっとまがい物だ。どうする。3万5千円もするんだぞ。もっといいイヤフォンがあるはずだぞ。と葛藤してみたが
だめだった。ラヴェルのピアノ曲。ブルックナーの9番。リンダ・ロンシュタット。Basiaといろいろ試してみたがやっぱり愉しいのである。これはいい。で、買ってしまったよ。
この夏休みはこのイヤフォンにはまっている。面白いもので、アンプまで欲しくなる。いかんな〜〜。
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