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「曜変天目」国宝3点と卯花墻(うのはながき)など・・
陶磁器の国宝は13点あるが、そのそれぞれが国宝たる由縁はなかなかに難解である。とはいうものの、さはさりながらだよ、それでも「曜変天目」と呼ばれる3つの茶碗の凄さ、特に(1)の静嘉堂所蔵の一品の素晴らしさはボクにもわかる。曜変というは窯変のことであり、この油滴状の文様は意図せざる自然の玄妙な造作であり、多くの陶工が試みるものの、実は過去800年、世界中の誰にも再現できないのだそうだ。
(1)曜変天目茶碗(静嘉堂所蔵)
(2)曜変天目茶碗(藤田美術館所蔵)
(3)曜変天目茶碗(
大徳寺龍光庵所蔵)
もうひとつ油滴天目と呼ばれる一品がある。これも国宝だ。
(4)油滴天目茶碗(
東洋陶磁美術館)
あと9品あるわけだが、その中の3品を記す。真ん中のは「志野茶碗 『卯花墻(うのはながき)』」といい相当に有名な茶碗であるが、確かに悪くないがなぜ国宝に値するのか残念ながらわかりません。 昔からわからなかったが、今に至るもわかりません。
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