D—ダイマーが陰性なら上の二つの病態は否定してよい。
Dダイマーは何故ブレイクしたのか?
またまた金沢大学血液内科HPより・・・(大変役に立つHPである、多謝)
http://www.3nai.jp/weblog/entry/29150.html
- Dダイマーは、播種性血管内凝固症候群(DIC)診断用として20数年前に登場した。DIC診断のための意義は大変大きい。Dダイマーなしには、DIC診断はありえない。
- Dダイマーは、深部静脈血栓症(deep vein thrombosis:DVT)や肺塞栓(pulmonary embolism:PE)診断においても、極めて高い陰性的中率を誇ることが報告されている。DVT診断において陰性的中率98~99%と言う報告。陰性的中率が高いと言うのは、Dダイマーが正常であればDVTを否定できるという意味。かならずしも陽性的中率は高くない(Dダイマーが高値だからと言ってDVTとはいえない)。
- Dダイマーは、artifactが全くでない、大変信頼できる検査である。一般の血液凝固検査は、採血手技などによってartifactがあり得るが、Dダイマーはそのようなこともない。
- Dダイマー定量は150点 ちなみにFDPは 80点
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