- 手部軟部腫瘍症例の検討:Treatment of soft tissue tumors in the hand
畑中渉*, 柴田定**, 越智比呂子**, 高畑直司**, 佐々木豊***
*勤医協中央病院整形外科, **勤医協苫小牧病院整形外科, ***勤医協中央病院病理科
北海道整形災害外科学会雑誌, 46(1) : 19, 2004.
によると 1993年から2002年までの10年間に, 手術的に加療し, 病理組織学的診断を得た35例を対象とした. なお, ガングリオンと診断された症例は除外したところその頻度は - 腱鞘巨細胞腫が再発手術例1例を含み14例と最も多く
- 表皮嚢腫が6例,
- 血管腫が5例,
- 脂肪腫3例,
- グロームス腫瘍と
骨外性骨軟骨腫が2例, - 神経鞘腫と腱鞘線維腫, 顆粒細胞腫が1例であった.
まあ少ない病気ではなさそうであるので覚えておこう。小生のような非整形外科医は簡単に切除してはいけないと思った。というのは再発が多そうであるから。
手背は余りこわいとは思わないが、手掌はずいぶん怖いと「ますます」思う今日この頃である。 No man's landは限りなく広いな。
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