2012年11月14日水曜日

active LINE-1のゲノムマップ(2003年のPNAS)

故きを温ねて新しきを知る

次のマップは今から10年前、2003年にペンシルバニア大学Kazazian教授のところから出たactive LINE-1のゲノムマップである。(今年のENCODE関連の論文と比較すると面白いかもしれない)

PNAS vol. 100 no. 9 5280-5285 

Hot L1s account for the bulk of retrotransposition in the human population

Brook Brouha, Joshua Schustak, Richard M. Badge, Sheila Lutz-Prigge, Alexander H. Farley, John V. Moran, and Haig H. Kazazian, Jr.

このマップの上にはすでに90個のactive LINE-1がマップされている。この論文を参考文献としてその後どのような論文が出ているか、ざっと網羅した(下記) 。 active LINE-1には当然プロモーターがあるが、このメチレーションstatusについてはブームのようでここのところ様々な論文が出ている。どのLINE-1がターゲットになっているんだろうね。

小生の知る限り、個々のプロモーターについて個別にメチル化解析をした論文は余りないように見えるのだ。10年前には、このようなマップが既に報告されているのだが、そのことは余り意識されずに LINE-1メチル化研究が進んでいるように見える。どうもすっきりしないなあ。























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