食事・運動が大事である。了解、了解、わかっております。便通を整える食事・適度の運動が第一であることなどわかりきったことでありまするが、外来ではそんな条件さえ整えられない多くの患者殿を相手にしているわけだから現実的に考えてみたい。
- 薬剤の選択は? 酸化マグネシウム、センノシド(プルセニド)、アローゼン、ラキソベロン、マグコロール、(ヒマシ油)、テレミンソフト、レシカルボン、グリセリン浣腸、etc
- 漢方薬の使い方は?麻子仁丸、潤腸湯、大建中湯、大承気湯、桂枝加芍薬湯、etc
- 諸外国でどのように対応しているのか? アメリカはどうだろう、ドイツはどうだろう、ロシアは・・・?中国、韓国、ミャンマー、インドは?
さてさてそのような中、 新しい便秘薬が売り出された。
慢性便秘症(器質的疾患による便秘を除く)の効能・効果で、ルビプロストン(商品名アミティーザ)の製造販売。慢性便秘症に適応を獲得したのは同薬が初めて。米SUCAMPO Pharmaceuticals社(メリーランド州)が開発した薬剤で、国内の販売はアボット ジャパンが担当する。薬価収載を受けて、平成24年11月22日に発売された。この薬、腹痛がないのだと。
ただねえ、この薬高すぎますな。
アミティーザカプセル24μg 1カプセル 156.60円
用法・用量は、1回1カプセル1日2回なので1日当たり313.2円。一ヶ月でほぼ一万円である。
センノシド(プルセニド)は一錠5円なので普通2錠飲むとしても一ヶ月でほぼ300円。
これではあんまりだ。
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