2008年12月8日月曜日

高アンモニア血症

 モニラック原末は、1g中に、結晶性ラクツロースを、1000mg含有している。モニラック原末は、成人は、高アンモニア血症治療を目的とする場合には、通常、1日19.5〜39.0gを3回に分けて内服する。また、産婦人科術後の排ガス・排便を目的する場合には、1日19.5〜39.0gを朝夕2回に分けて内服する。また、小児便秘症改善を目的とする場合には、通常、0.33〜1.30g/kg/日を、3回に分けて内服する。

 ラクツロース・シラップ「日研」は、1ml中に、ラクツロースを600mgを含有している。
 ラクツロース・シラップ「日研」は、高アンモニア血症に伴う症候(精神神経障害、脳波異常、手指振戦)の改善を目的として、使用される。ラクツロース・シラップ「日研」の投与量は、通常、成人は、1日30〜60mlを、2〜3回に分けて、内服する。
 内服したラクツロースは、分解(消化)や吸収されないで、下部消化管に到達し、ビフィズス菌、乳酸菌によって分解・利用され、有機酸(乳酸・酢酸)が、産生される。有機酸によって、腸管内pHが酸性化し、アンモニア産生菌の発育が抑制され、腸管内アンモニアの吸収が抑制され、血中のアンモニア濃度が低下する。

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