2010年2月2日火曜日

最近の朝日新聞について:天声人語変

歴代天声人語子
  • 嘉治隆一 1945年9月〜1946年4月
  • 荒垣秀雄 1946年5月〜1963年4月
  • 入江徳郎 1963年5月〜1970年4月
  • 疋田桂一郎 1970年5月〜1973年2月
  • 深代惇郎 1973年2月〜1975年11月
  • 辰濃和男 1975年12月〜1988年8月
  • 白井健策 1988年8月〜1995年8月
  • 栗田亘 1995年8月〜2001年3月
  • 小池民男 2001年4月〜2004年3月
  • 高橋郁男 2004年4月〜2007年3月
  • 福島申二 2007年4月〜
  • 冨永格 2007年4月〜
新聞をすみから角まで一番良く読んだのは小学高学年から中学までと、大学の後半だろうと思われる。そのころも天声人語はすべて読んでいるであろうから(読んでいない日の方が少ないのは今もそうであるが・・)実際ボクが物心ついてから天声人語を読んでいないのは去年までの1年半と海外で生活した3年だけである。天声人語で面白いのは執筆者がいつのまにか変わることである。今日から変わりますよという案内があるわけではない。少なくともこれまで執筆者がかわるという案内に気が付いたことはない。しかしわかるのだ。新しい執筆者に変わったときは「あれっ」と最初の日。次の日には期待と予見がある。まあ、一週間もすれば「変わったな」というのは確信できる。

この12月から一月にかけて朝日の天声人語子は変わったと思う。それも近頃になく文章のきらきらした執筆者を選んだ。ボクのつたない記憶では70年代の深代惇郎が書き始めた時の気分に似ている。深代が書いたのはわずか2年半。
早くして亡くなったので随分世間は深代を惜しんだ。相当量の関連書籍が売り出されたような記憶がある。それはいい。それはいいのだが、今回の人語子には期待出来そうである。楽しみだ。

天声人語とasahi globeと書評(書評だけは毎日にまだ負けているかな)があれば朝日はまだまだやっていける。

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