対してこの「アメリナーフ」は標準量2錠で 2,900円だから約3倍である。
標準的には一週間投与だから7,700円と20,000円の差である。バラシクロビルは大きな錠剤だし一回2錠は場合によってはのめない人もいるから相談によるな。腎機能を考えなくてよいのは朗報である。
そっくりそのままコピーしちゃう。
帯状疱疹に1日1回内服 「アメナリーフ」
「アメナリーフ」(一般名・アメナメビル)
1日1回投与の帯状疱疹治療剤「アメナリーフ錠」が先月発売されました。新規作用機序を有する経口抗ヘルペスウイルス剤です。有効性は類薬バラシクロビル(1日3回投与)に劣らないことが臨床試験で確認されています。有効成分のアメナメビルは主に糞中に排泄されるため、腎機能による薬物動態への影響は小さく、腎機能に応じた用量調節は必要ありません。副作用はβ-NアセチルDグルコサミニダーゼ増加など。マルホが販売しています。新たな作用機序の経口剤
帯状疱疹は、水痘・帯状疱疹ウイルス(VZV)の再活性化によって発症します。皮疹は紅斑から水疱などを経て2~3週間で痂皮になり、それが脱落して治癒します。皮疹部位に神経痛を認めることがあります。痛みは皮疹の軽快とともに軽快しますが、帯状疱疹後神経痛として年余にわたり残存することもあります。経口抗ヘルペスウイルス剤の中で、アメナリーフは新しい作用機序を有しています。すなわち、VZVの複製に必須の酵素複合体「ヘリカーゼ・プライマーゼ複合体」の活性を阻害することで、VZVの増殖を抑制します。
既存の経口抗ヘルペスウイルス剤は、成人の帯状疱疹に対しては1日3回(バラシクロビル、ファムシクロビル)あるいは1日5回(アシクロビル)の投与が必要ですが、アメナリーフは1日1回投与です。
また、既存の経口抗ヘルペスウイルス剤は主に尿中排泄であり、腎障害や腎機能低下のある患者さんではクレアチニンクリアランスに基づいて用量を調節する必要があります。
アメナリーフは主に糞中に排泄されるため、腎機能による薬物動態への影響は小さく、腎機能に応じた用量調節の必要がありません。
バラシクロビルに非劣性
第3相試験は、帯状疱疹による皮疹出現後72時間以内の患者さんを対象に行われました。アメナリーフまたは対照のバラシクロビルを7日間投与しました。主要評価項目である「投与開始4日目までに新皮疹形成停止が認められた患者さんの割合」は、アメナリーフ400mg群(n=243)が81.1%、対照群(n=245)が75.1%で、アメナリーフの非劣性が確認されました。他の臨床試験と合わせて、アメナリーフの副作用は317例中46例(14.5%)に認められました。主なものは、β-NアセチルDグルコサミニダーゼ増加(2.8%)、α1ミクログロブリン増加(1.9%)、フィブリン分解産物増加(1.6%)、心電図QT延長(1.3%)などでした。
▽効能・効果=帯状疱疹
▽用法・用量=通常、成人にはアメナメビルとして1回400mgを1日1回食後に経口投与する。
▽薬価=200mg 1錠 1469.70円
【禁忌(次の患者には投与しないこと)】
- 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
- リファンピシンを投与中の患者
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