2010年10月8日金曜日

ノーベル化学賞:よかったな!

ノーベル化学賞を二人の日本人研究者が受賞した。慶事である。この先生方は昭和30年前後に大学進学を志した学生である。最優秀の学生の多くは工学部に行っていた時代である。なかでも優秀な学生は応用化学に進んでいた側聞する。医学部にいく優秀な学生もいたのであろうが、そもそも医学部に行くことは特別のことでは全くなかったのだと思う。本当に人助けがしたい、であるとか、親のあとを継がなければいけない、であるとか、いろんな人間味あふれる理由で医学部に進むことが多かったので、成績がいいから行くなどという馬鹿げた風潮は全くなかったのだ。今は本来理学部や工学部に進むべき優秀な素質ある学生が医学部に吸い込まれ、紛れ込んでいるのは実にもったいない。

さて今回の受賞者であるが、実に研究者らしくていいなあ。decentだ。こういうdecencyは若者にダイレクトに伝わると思うな。だけど工学部に進む勇気が出ないんだろうな。工学部に行ってなにかおもしろいことがありそうな気がするなら行くだろうけど、ほとんどなにも伝わってこないからな。野依さんや白川さんと一緒に啓蒙活動が大事だと思うな。

長生きして感化感化感化そして感化!若者を感化!せよ!

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