2007年12月25日火曜日

乳癌の間質にp53変異高率に認める:NEJM

Breast-Cancer Stromal Cells with TP53 Mutations and Nodal Metastases
Volume 357:2543-2551 December 20, 2007 Number 25

やれやれ、NEJMにまたまたこんな論文がでちゃったよ。がん間質やがんの周辺領域においてp53が突然変異をおこしているとの報告は過去にも散見された。特に膵臓癌や胆道系癌。一旦話題になった話が、やや下火になり、きっと間違いだったのだろうと落ち着いた時期に、再び話題となる。しかもニューイングラド誌である。編集部は慎重の上に慎重を重ねたか?いずれにしても、今回のこの論文は重い。本当なのだろう。

まずゲノム変異である。
これ。LOHで五割を超えている。
要旨でもっとも重いのは「間質細胞に
p53突然変異を認める場合、リンパ節転移の頻度が高い」というもの。


http://content.nejm.org/content/vol357/issue25/images/large/06f1.jpeg

http://content.nejm.org/content/vol357/issue25/images/large/06t3.jpeg

0 件のコメント: