2007年12月4日火曜日

Laura D.Woodの大腸癌遺伝子解析(2)

細かいことは置いておいて、大腸癌を特徴づけるのは個々の遺伝子変異ではなくPathwayということで、代表的なものとして

  1. PIK3CA: phosphoinositide-3-kinase, catalytic, alpha polypeptide (3q26.3)
  2. PIK3R5: phosphoinositide-3-kinase, regulatory subunit 5, p101 (17p13.1)
  3. PTEN: phosphatase and tensin homolog ( 10q23.3)
  4. IRS2: insulin receptor substrate 2 (13q34)
  5. IRS4: insulin receptor substrate 4 (Xq22.3)
  6. PRKCZ: protein kinase C, zeta (1p.36.33)
  7. RHEB: Ras homolog enriched in brain (7q36)
  8. RPS6KB1: ribosomal protein S6 kinase, 70kDa, polypeptide 1 (17q23.1)

もっと簡単にいえば
PIK3
Insulin receptor signaling pathway
PTEN
等々のPathwayが大事であると述べられている。詳しいことはサイエンスの論文の補助論文S-5、S-6Aに表になっている。

今現在、これほど包括的で網羅的な解析はないと思われる。この論文では突然変異が主題であるが、それはこの際おいておくとしてゲノム変異がこれらのpathwayにどうかかわるかは、誰もまだ知らない。

KEGGを用いて一つ一つ検証してみたい。

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