2010年7月11日日曜日

賭け事と世の中

ラグビー:トップリーグ新人研修会で「賭博禁止」徹底


「賭博行為は団体の存続にかかわる」と自覚を促した・・・という記事を見て「浄化」という言葉を思い出した。実にいやな世の中である。賭け事は本質的に極めて面白い人間的な営為である。子供の頃から「消しゴム」をかけたり、メンコ・ビー玉をとったり取られたりから始まり、高校の頃はトランプ、大学・社会人では麻雀三昧であり、賭け事をしょっちゅうやっていた身としては、なべて賭け事は御法度というような殺伐とした世の中はゴメンこうむる。敢えて些細な個人間の楽しみを奪うような、官憲のちょっかいには断固反対したい。あるいは、安易にこの風潮(大相撲賭博問題)に乗っかる世間には「よくよく考えてくれ」といいたい。


野球賭博は暴力団存続のための格好の資金源になっていると推定されるわけであり、
大相撲が大規模賭博根絶のためのよいターゲットになったということなのだろうが、それにしても若干気にくわない。胴元としての暴力団やくざの具体名が一切マスコミに出てこないからだ。これでは一方的に角力取りが悪人になってしまう。胴元はもっと悪人のはずなのだ。

個人の間の賭け事まで、メディアが介入してくるようでは世の中辛すぎる。このような風潮を世知辛いという。僕らはそれでもやるだろう。麻雀でもゴルフでも。問題は子供達だ。本音と建て前の微妙な違いを正しく見極める文化的な通過儀礼が果たして今後も守られるか・・・? 暖かく賭け事を見守りたいものだ。

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